まるかじり寿司・恵方巻って何

まるかじり寿司・恵方巻の季節ですね。まるかじり寿司・恵方巻の食べ方は、節分の夜にその年の恵方(「えほう」歳徳神の在する方角)に向かい、量目を閉じて無言で願い事を思いながら太巻き(まるかじり寿司。関西方言では「まるかぶり」と言いいます)と食べます。前述の通り、食べている間は、終始無言が決まり。まるかじり寿司・恵方巻のレシピは、かんぴょう、キュウリ、シイタケ、伊達巻、うなぎ、でんぶ等七種類の具になっています。この7種類のレシピは、七福神に因んでいるものです。まるかじり寿司・恵方巻と食べること=福を食べるという意味合いもあるらしいです。「福を巻き込む」という意味合いもあるとか。さて、
まるかじり寿司・恵方巻の意味なのですが、諺の『鬼に金棒』の金棒に見立てて、節分の豆まきで追い出した鬼が落としていった金棒を食べる、つまり体の一部にする事で、無病息災・商売繁盛などを願う意味があるらしいです。因みに今年2009年の方角は東北東です。 です。

まるかじり寿司・恵方巻、どこで買う?

現在では、まるかじり寿司・恵方巻は全国的な慣習になっていますが、この先駆けセブンイレブンが先駆けでして、1998年にコンビニエンスストア初のまるかじり寿司・恵方巻の全国販売を開始しました。これを受けてローソンやファミリーマート、そして他のコンビニエンスストアでも2003年〜2004年を境にして全国販売が行われることになりました。セブンイレブンではロールケーキまでも「恵方巻き」として販売しています。むろん、デパートでも、まるかじり寿司・恵方巻を販売しています。セブンイレブンで、まるかじり寿司・恵方巻を買う場合は、事前に、セブンイレブンで予約しましょうね。むろん、ファミリーマートや、ローソンでも予約ですよ。尚、恵方巻の発祥地は大阪・船場とされていまして、他にも、和歌山(紀州)、滋賀(近江)等の説もありますが、確認されていません。

まるかじり寿司・恵方巻の由来

この、まるかじり寿司・恵方巻の由来は、江戸時代末期から明治時代初期にかけて、商売繁盛の祈願事として、大阪・船場の商人によって始められたといわれてます。当時の暦は旧暦ですから、節分の日は大晦日にあたるんですね。ですから、まるかじり寿司・恵方巻は、大晦日に前年の災いを払うための年越しの厄落としの行事として行われたわけです。また堀尾吉晴(豊臣秀吉の家臣)が、偶々節分の前日に太巻きの寿司を食べて出陣し、大戦果を得たという故事が起源であるともいわれています。それ以降も、まるかじり寿司・恵方巻の習慣は、戦前までは船場の商人の間で行なわれていたようで、節分の「丸かぶりずし」の広告チラシもありました。戦後になって、一度この習慣は力を失いましたが、昭和49年に大阪市で海苔店経営者等が海苔の需要拡大を狙いとして節分のイベントで海苔巻きの早食い競争をはじめたこと等を契機として、まるかじり寿司・恵方巻復活することになりました。

Copyright © 2009 まるかじり寿司・恵方巻2009年版